サインのファミリを作ろう
建物のサインを計画するときに、Revit内にサインを張り込むことが出きれは何かと便利です。デカル転写で行ってもいいのですが、汎用的なパネルファミリを作って、マテリアルで表示する方法がなかなか便利なのでこちらの方法をご紹介します。
面に張り付くファミリ
(1) ファミリを「一般モデル(メートル単位)、面付き.rft」で始める。
(2) ファミリカテゴリとパラメータで適切なカテゴリを選ぶ。今回は収納設備を選択しました。
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| 適切なカテゴリを選択する |
(3) 参照面を第一象限に下の図のように作成する。左下が原点になるようにする。
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| 左下が画像の原点になるので |
(4) 幅と高さのラベルを寸法に与える。
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| 寸法にラベルを付ける |
(5) [作成]-[フォーム]-[押し出し]で下図のようにスケッチして、ロックする。
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| 長方形をスケッチして参照面にロックする |
(6) プロパティウィンドウの[押し出し終端]のボタンをクリックしてパラメータ「奥行き」に関係付ける。
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| 押し出し終端を「奥行」に関係づける |
(7) 同じく「マテリアル」のボタンをクリックして、新規に「サイン」というパラメータを作成して関係づける。
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| マテリアルを新たなパラメータに関係づける |
(8) 任意のサイン画像を使ってマテリアルを作成する。[管理]-[マテリアル]で新しいマテリアルを作成。
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| マテリアルの新規作成 |
(9) [アイデンティティ]タブで、名前テキストボックスに、適切な名前を入れる。ここでは「サインA」とした。
(10) [外観]タブの[イメージ]ボックスをクリックして、任意の画像を指定。画像サイズは大きくても512x512ピクセル程度まで。縦横比率はサインのサイズに合わせておく。
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| サインの画像を指定 |
(11) イメージボックスを再度クリックしてテクスチャエディタを開き、画像のサイズをサインの大きさに合わせる。ここでは300mmx300mmとしている。
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| サインの画像のサイズを指定する |
(12) [外観]タブの▼情報に、適切な名前と情報を設定する。
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| 情報の設定 |
(13) ファミリタイプで、以下のように
サイズとマテリアルを指定して、タイプを作成する。
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| ファミリタイプを作成 |
(13) リアリスティック表示にして、確認する。
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| マテリアルを確認する（リアリスティック表示） |
同様にして、他のタイプも作成します。
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| さらに画像やサイズを変更してタイプを追加(リアリスティック表示) |
側面の処理
3Dで表示すると、サインパネルの側面にもサインの画像が貼り付けられていることがわかります。これを一律に白色にします。
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| 側面が黄色になる(リアリスティック表示) |
(1) [管理]-[マテリアル]で上記の方法と同様に新規マテリアルを作成し、名前を「側面」、外観タブで色を白にして、光沢を0にする。
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| 側面用のマテリアルを作成 |
(2) 3Dビューを表示して、[修正]-[ジオメトリ]-[ペイント]で側面にペイントする。
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| 側面を「ペイント」(リアリスティック表示) |
以上で完成です。プロジェクトにロードして配置してみましょう。
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| プロジェクトに配置されたサイン(リアリスティック表示) |
画像とサイズを様々に変えて、いろいろなサインに対応できます。
